×クラウド×地域密着

こんにちは。税理士の平河です。

このたび「クラウド×地域密着」というテーマで今後の事務所運営を行っていくことにしたのですが、簡単に言うと

クラウドを使った効率化にご協力いただければ顧問料をお安くします ということです

「クラウドによる効率化」と言っても、必ずしもfreeeやMFクラウドなどのクラウド会計ソフトを使っていただくわけではありません。

「クラウド」という言葉への馴染みは人それぞれだと思いますが、「難しそう、面倒くさそう」と思われた方。
LINEやFacebook、Gmail、Yahoo!メール、Youtube、Twitterもクラウドを使ったサービスです。

無料で簡単に使えるクラウドを使ったサービスが続々と登場しています。まずはそれらを使って効率化していきませんか?というお話です。

無料で使えるクラウドツール

無料で簡単に使えるクラウドツールはたくさんあります。

連絡手段

チャットワーク※やLINE、FacebookMessengerなど

※ビジネスでも使い勝手が良いLINEのようなサービスです。

データの保管

DropboxやGoogleドライブでの共有

使われている方はお分かりだと思いますが、全然難しいことではありません。
普段ファイルを保存する先を、DropboxやGoogleドライブに変更するだけです。

はじめに設定が必要ですが、私のほうでやります。

クラウドによる効率化と顧問料の関係

クラウドによる効率化

クラウドって何? に詳しい説明を書いていますが、クラウドを使うことで情報の共有がしやすくなります。

税理士事務所とクライアント様との間では何かと情報の共有が必要です。

通帳の預金データや現金出納帳、売上データなどをもとに税理士側で会計データを作っていくのですが、これらの資料のやり取りをクラウド化すれば

  • クライアント様側で、資料を送る手間が省ける
  • 税理士事務所側で、いつでも資料を確認できる

といったメリットがあります。

さらに、元の資料に間違いがあるケースも

クラウドを使わない場合

データはメールか郵送で頂く形になるので、やり取りが増えてしまいます。
さらに、連絡を忘れるとデータが訂正されたことに相手は気づくことができません。

訂正データの送信を忘れると・・・

クラウドでデータを共有している場合

クライアント様も税理士も同じ情報を見ることができるので、スムーズなやり取りができます。

さらに、税理士側から資料作成のアドバイスもしやすくなります。

 顧問料との関係

税理士の報酬は大きく3つに分けられます。

  1. 会計データの作成、チェック
  2. 適正な税務申告
  3. 税務相談や経営相談

年間報酬30万円とした場合、クライアント様によって割合は変わりますが、1:1:1とすると

  1. 会計データの作成、チェック料:10万円
  2. 適正な税務申告料:10万円
  3. 税務相談や経営相談:10万円

クラウドによる効率化を行って、税理士側の会計データの作成やチェックにかかる時間を半分にすることができれば、年間報酬は5万円下げることができます。(会計データの作成、チェック料:10万円→5万円)

クラウド会計ソフトを使わなくても効率化により顧問料を下げることは可能

クラウド会計ソフトは月額利用料がかかりますし、全てのクライアント様にとって利用しやすいものかというと、まだそうではない面もあります。

会計データの作成、チェックにかかる時間を下げるためにはたしかにクラウド会計ソフトを導入すると大きな効果がありますが、資料のやり取りや連絡にかかる時間を削減するだけでかなり効果はあります。

便利なクラウドサービスが増えているなか、それらをうまく使って効率化を行い、今まで通りのサービスをお安く提供していきたいと思います。